葬儀の時に宗派を気にするということはそこまで多いことではないですが、こういう宗派にはこういう特徴があるといったようなことくらいは知っておいて合わせることができるのであればそれに合わせて行えることはそうしましょう。
そういう宗派の一つに臨済宗というのがあります。臨済宗というのは禅宗の一つであり、かなりガッツリと正しく葬儀をしようとしますと意外とびっくりすることがありますので覚えておきましょう。それが最初に行われることになっている授戒の儀式と呼ばれるものです。
僧侶が入場してまず行うのが読経ではなくて剃髪の儀式であるからです。行ったことがない人が見るといきなりカミソリを当てて剃るそぶりをする光景を見るというのはなかなかショッキングであると言えるでしょう。加えて読経が始まって、後はそこまで極端に他の宗派と大きく違うということはありませんので心配することはないです。
香典の出し方とかその他、礼儀作法も一般的に言われていることをしっかりと実行すればまったく問題ないことでしょう。禅宗ですから、本格的にその葬儀をしようとしますとかなり厳しい感じになることが多いですが参列者側にそれらが求められることはないです。