日本にはいくつかの禅宗の宗派があります。その中には臨済宗も含まれており、日本に伝わったのは鎌倉時代だと言われています。その後には白隠禅師によって江戸時代に確立されたという訳です。この宗派は座禅によって悟りを体得することを重視しているのが特徴です。
このことは師から弟子に代々受け継がれています。座禅は座ることによって悟りを得るという修行方法であり、身体と息と心の調和を取ることによって、悟りを得ることが出来るという考えが教えになっています。それでは、この宗派の葬儀とは一体どのようなものなのでしょうか。
まず一番はじめに行われる動きが、授戒の儀式というものとなっています。これは導師が入場するところからスタートし、剃髪の儀式を行います。カミソリを使って剃る素振りをするので、見たことが無い人であれば少しびっくりしてしまうかもしれません。
本番のときにびっくりしなくて済むように、あらかじめしっかりとこのような流れがあるということを頭に入れておきましょう。この次に行われるのが、懺悔文などといった儀式です。これは生前におかしてしまった罪を反省し、故人がきちんと成仏することが出来るようにする儀式となっています。